生活習慣病予防を目指した食品成分の新しい作用機構解明
「薬食同源」の考え方に基づいて、機能性食品成分の作用は、薬の作用する標的と基本的には同じであると考え、研究を進めています。現在は、アスピリンなど非ステロイド性抗炎症薬の標的であるシクロオキシゲナーゼ(COX)や高脂血症、糖尿病の治療薬の標的である核内受容体PPARと、機能性食品成分の関係を明らかにしていきたいと考えています。この研究に関しては、日経BP社BTJジャーナル2006年6月号に、「メタボリックシンドロームに挑戦するお勧めの大学研究室」の一つとして、紹介してもらいました。研究面でのライバルで友人でもある京都大学河田照雄先生、東京大学佐藤隆一郎先生も同様に紹介されており、負けないようにしっかりした研究をしていきたいと考えています。