国立循環器病センター研究所から、現在の奈良女子大に来て、10年を越えました。
その際、自宅から持ってきたサンセベリアという植物がありますが、大学で元気に生きています。当時持ってきた2株はほとんど同じ大きさでしたが、日当りの良い部屋で育てたもの(右側:私の居室)と、日当りの悪い部屋で育てたもの(左側:実験室)では、10年の間で成長に大きな開きが出てきました。最近、学生はあまり水やりをしてくれていないようで、以前からと比較しても左側は小さくなった印象で、それでも生きているので、この植物の生命力に驚きます。一方、右側は鉢一杯となり、植え替えをしていないので、子孫を残そうと、つぼみが出てきました。いずれにせよ、同じ遺伝子でも環境によって大きな差がでることを考えると、教育の大切さを感じます。

(追加)花が咲きました(8月1日撮影)。